How To スケールスポーツの楽しみ方
How.To 上級編ボディーの切り方!
ご用意頂く物
- 大小カッターナイフ(刃は新品を入れて下さい)
- コンパスカッターナイフ(刃は新品を入れて下さい)
- テーパーリーマー(特殊工具です、模型店でお求め下さい)
- 30cm金属製ものさし(ステンレス製が望ましいです)
- なんでも切れそうな! はさみ
- #80程度の紙又は布ヤスリ
- 油性のマジックインキ(細書き用)
まずは外形切りから始めましょう!!
カッターなど危ない”工具”も使用しますので自信の無い方やこれらの工具使用歴が無い方は危険なのでおやめ下さい。
怪我をする危険があります!!!
1. マジックインキでカットする部分を描いて下さい。
ライン書きが不要な方はこの限りではありません。あくまでもカット目安です。あった方が安心です。
520Zのオーバーヒートを考慮して、フロントエアーインテーク部分も抜く事とします。
ヒートの問題と移動(持ち運び)の為に、サイドウインドは開口しましょう!便利です。
ホイルアーチ以外全て線が引き終わりましたら、いよいよカット作業に入ります。マジックで引いた線はアルコールで落とすことが出来ますので、ご心配なく!
2.小カッターで描いた線の上を軽くなぞって下さい。直線部分はなるべく定規を当てて下さい。浅いカッター溝が引かれましたら、今度は大カッターで少し力を入れて既存のカッター溝を数回切り込んで下さい。無理に力を入れますと、最初のカッター溝から脱線しますのでゆっくり作業して下さい。
カッター溝が全て入りましたら左右のウインドとエアインテークを先に切り抜くことにします。
左右の窓は下のラインを切り破り窓を中に押し込んで下さい。
カッター溝がきっちりと入って無いと、ボディーが破けてしまいますので、あわてないで作業して下さい。
フロントのエアーインテークも同様に処理して下さい。
なんども言いますが、絶対に あわてて作業をしないで下さい。
カッター溝は深ければ深いほどきれいに切れますので、何回もカッター溝を入れることをおすすめ致します。
次は周りを切り取ります。
数回切り溝が入りましたら、切り口を上下にコジッて割れ目を付けて下さい。
ある程度切れたらはさみで細かく切り落として下さい。
直線の部分は定規を当ててカッター溝を入れて下さい。
外形が切り終わったボディーです。ホイールアーチはまだ残ってます。
次はボディーの取り付け穴をあけましょう!!
まずは、520Zの取扱説明書通りにボディーマウントを装着して下さい。
マウントの高さは別の表にしておきましたので参考にして下さい。
フロント | リヤ | サイド | |
---|---|---|---|
マーチ | 7.4 | 7.4 | 2.0 |
新型MINI | 7.4 | 6.2 | 2.0 |
ボディマウントステー内側の印の数を示しています。
取説に明記してありますが、お好みで微調整してみて下さい。
マウントの高さが決まりましたらシャシーへ指定のねじで取り付けを行って下さい。くれぐれも、車種/前後をお間違え無いようにして下さい。
模型やさんでお求め頂いたテーパーリーマーの登場です。
大変便利ですが、先端がとても鋭く、取り扱いには十分注意をして下さい。520Zのボディーにあらかじめ凹み印が付いていることを確認して下さい。
凹みに対して直角にリーマーを入れて下さい。穴の大きさは、8パイ程度が望ましいです。
測定する方法が無い方は、実際のマウントを入れて確認してみて下さい。
ボンネットの2ヶ所とトランクの2ヶ所が終わりましたらシャーシーにボディーを被せて下さい。
この時はサイドマウントの穴2ヶ所とタイヤ穴(ホイルアーチ)は開けてませんよ!
次にサイドマウントの穴開けに入ります。
ボディーをシャシーに被せた状態でサイドマウントの部分を凸印が出るくらいボディーを指で押し込みます。
サイドボディー穴凹み印も有りますが各種の誤差で位置がずれることがありますので、この様な方法で開けて頂くとピタリと位置を合わせることが出来ます。
ウレタン材を使用しておりますので、多少のずれは吸収出来ますが、ピタリと合うと気持ちが良いです。
サイドマウント穴も直角に穴開けして下さい。
続けまして、ホイールハウスの開口に移ります。
コンパスカッターナイフの登場です。
それと、段ボール紙やプラバン等でタイヤ径と同等の型紙を用意して下さい。勿論、コンパスカッターで製作します。
タイヤの直径は125mm程度です。
出来上がった型紙を実際のタイヤ位置に合わせて、センター印を4ヶ所ボディーに書き込みます。
コンパスカッターのリーチを合わせ切れ込みを入れていきます。
くれぐれもカッター刃は新品の切れ味の良い物でお願いします。
カッター溝が複数にならないように注意して下さい。
カッター溝が4本入りましたらそれぞれにハサミで切り口を入れて下さい。
ハサミで切り込みを入れた部分から奥へ無理矢理押し込んで切り取って下さい。
カッター溝が浅いと上手くいきませんので注意して下さい。
ご覧の通りタイヤとホイールアーチが ドンピシャ です。
この後はアーチの前後をハサミでカットして頂いて終了です。
切り取ったホイールアーチは、この後補強や修理に使用しますので大事にしまっておいて下さい。